
イラクサ科のカラムシは伊東にも自生しています。伊東のイラクサ科花粉は少量ながら、9月13日頃にピークを迎えます。*
カラムシ花粉喘息(花粉症)は、1975年、長崎大学の浅井先生により報告されました。
「長崎地方では9月初めから下旬にかけてこのカラムシ花粉が飛散し、最高値は100個/cm2に達した。」**
伊東の弥生町2丁目3階建てビル屋上観測では、イラクサ科花粉数の最高値は5個/cm2程度です。*
「現在の所、カラムシ花粉による喘息患者は長崎地方以外からの報告はないが、他地域にも自生しており、他地方での検討も必要と考えられる。」***
*静岡県伊東市における草本植物の花粉飛散状況、藤井まゆみ他、アレルギー、2016
**長崎地方におけるカラムシ花粉喘息(花粉症)、浅井貞宏ほか、アレルギー、1994
***カラムシ花粉喘息の抗原性に関する研究 : 同科異属花粉との交叉抗原性について、三浦直樹ほか、アレルギー、1990
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