
旧来の予測法を支持
m「風向きが一定だから「前年初冬のスギ花粉飛散数が、春のスギ・ヒノキ花粉数の指標としてふさわしい」ってことですか?」
院長先生「それもありますが。本格的な飛散の前に花粉が多ければ、シーズン中も多いのではないかと。雄花に一杯詰まっているのをポンポンと弾いたら、一杯出て来ますよね。」
m「なるほど。でも「昨年までは前年初冬のスギ型花粉飛散数から分散分析によってスギ型・ヒノキ型花粉飛散数の予測を行い、大きく外れることはなかった」とありますが、2015年、2016年なんかかなり外れていますよね。」
院長先生「それは今年もそうだったと思いますが、その時の悪天候などによってね。」
どこから伊東へ飛んで来る?
m「ほぼ西南西の風ということは、天城辺りから飛んで来るんですか?」
院長先生「それはねえ、もう100km以上飛びますからね、天竜辺りでブワーッと舞い上がって、そういうのが西南西の風に乗ってね。」
m「村上貢司先生のコラム*に、夜間は50~60km、500km以上飛ぶって書いてありましたよ。」*花粉はどのくらいの距離を飛ぶのか、村上貢司、hanamizu.jp、2021
〈画像は環境省自然環境保全基礎調査第5回植生調査より〉